EDITORIAL POLICY

コンテンツ制作方針

確かめた事実だけを、
確かめた方法とともに。

翔躍法律事務所は、投資詐欺・送金被害に関する調査記事と解説記事を公開しています。被害に気づいた方が、不確かな情報に振り回されず、落ち着いて次の一歩を決められるように。本ページでは、当事務所が記事をどのような考え方で、どのような手順と確認を経て制作しているかを公開します。

記事を制作するうえで守る4つの約束

私たちの記事は、相談者と同じ不安を抱える方に向けて書いています。読んだ方が「何が確認できていて、何が分かっていないのか」を正確に受け取れることを、文章の読みやすさや分かりやすさと同じくらい大切にしています。

  1. 確認できた事実と、推測を書き分けます

    公的な記録や実際の画面で確かめられたことは「確認できました」と書き、確かめられなかったことは「確認できませんでした」と書きます。見立てや可能性は、そうと分かる言葉で示します。

  2. 結果を保証せず、不安をあおりません

    「必ず取り戻せる」「今すぐ相談しないと手遅れになる」といった表現は使いません。被害回復の見通しは、難しい点も含めて率直にお伝えします。

  3. 出典と確認した日を示します

    記事の根拠となった公的機関の資料や公開情報には出典を付け、いつの時点の調査かが分かるようにします。

  4. 相談でお預かりした情報を、そのまま記事にしません

    ご相談の内容、送金記録、相手方とのやり取りは、そのまま記事に掲載しません。被害の経緯を紹介する場合も、個人が特定されない形に整理し、相談者ご本人の不利益にならないよう配慮します。

公開している記事と、公開の基準

当事務所が公開する記事は、次の2種類です。

  • 事案別の調査記事

    特定のサイト・サービス・アプリについて、運営者の表示、公的な登録の有無、ドメインの記録、画面の仕組み、勧誘の経路、口コミなどを調べ、確認できた事実と不審な点を整理した記事です。

  • 手口と対処の解説記事

    投資詐欺や副業詐欺などの典型的な流れ、被害に気づいたときに残しておくべき資料、相談先、取り得る法的な選択肢をまとめた記事です。

公開する条件(2つとも満たすこと)

  1. 相談が寄せられている、または同種の被害が広がっている事案であること
  2. 公開情報から確認できた事実が、注意喚起として意味を持つだけ集まっていること

公開しないもの

  • 根拠を示せない断定(「詐欺である」と確認できていない段階での断定)
  • 相談者や第三者の個人が特定される情報
  • 対象サイトの関係者とされる個人の氏名・住所など、注意喚起に必要のない個人情報
  • 結果を保証する表現、または保証と受け取られかねない表現

1本の記事のために確かめていること

事案別の調査記事では、次の項目を一つずつ確かめ、確認した日付と出典を記録しながら進めます。すべてが確認できることは多くありません。確認できなかった項目は、記事の中で「確認できなかった」と明記します。

  • 公的機関の記録

    • 金融庁の金融商品取引業者・暗号資産交換業者などの登録一覧
    • 金融庁が公表する無登録業者・警告の対象一覧
    • 警察庁・消費者庁・国民生活センターの統計、注意喚起、公表資料
    • 必要に応じて、海外の監督当局の登録・警告情報
  • 運営者の表示と法人の実在

    • サイト上の会社概要、特定商取引法に基づく表記、利用規約、プライバシーポリシーの有無と内容
    • 表示された会社名・所在地・登録番号が、国税庁法人番号公表サイトや登記情報、公的な登録と一致するか
    • 実在する企業や公的機関の名称・ロゴが、無断で使われていないか
  • ドメインと通信の記録

    • ドメインの登録日、登録事業者、登録者情報の公開範囲
    • SSL証明書の発行記録と、同時期に取得された関連ドメインの有無
    • 過去の表示内容(Internet Archive などの保存記録)と、短期間での移転・乗り換えの痕跡
  • サイト・アプリの仕組み

    • 入金・出金の画面と案内の流れ(振込先の示し方、出金制限の有無)
    • 表示される相場や残高の動きが、実際の市場と整合しているか
    • アプリの配信元、提供者名、公開日
    • 他の事案と共通するひな形・画面・文言の有無
  • 勧誘の経路と口コミ

    • SNS広告、ダイレクトメッセージ、LINEグループ、紹介サイトなど、誘導の経路
    • X、Yahoo!知恵袋、掲示板などの投稿内容(同一の事案か判断できないものは、その旨を示します)
    • 公的機関や報道機関による同種事案の公表
  • 記録と保存

    • 調査した時点の画面を、日付とともに保存
    • 確認した事実ごとに、出典・確認日・確認方法を記録した一覧を作成
    • 記事の公開後も一覧を保管し、訂正や再調査のときに参照

対象サイトへの問い合わせ、会員登録、送金の試行など、相手方に接触する調査は行いません。調査は、公開されている情報と、公的機関が公表している資料をもとに行います。

記事が公開されるまでの4つの段階

調査、執筆、検証をそれぞれ別の工程として分け、前の工程で作った記録をもとに次の工程へ進みます。途中の工程で指摘があった記事は、前の工程に戻します。

  1. STEP 1

    調査と事実の整理

    上記の項目を確認し、出典と確認日の付いた事実の一覧を作ります。確認できなかった項目も、一覧に残します。

    この段階で作るもの: 出典付きの事実の一覧

  2. STEP 2

    原稿の作成

    事実の一覧だけをもとに原稿を書きます。一覧にない事実や、根拠を示せない評価は書きません。事実・推測・評価を書き分ける表現の規程に沿って、見出しと本文を整えます。

    この段階で作るもの: 原稿

  3. STEP 3

    独立した検証

    調査と執筆に関わっていない担当者が、本文の一文ごとに根拠との対応を確かめます。論理の飛躍、断定、古くなった情報、個人情報の混入がないかを点検し、指摘があれば原稿に戻します。

    この段階で作るもの: 検証の記録

  4. STEP 4

    公開前の最終確認と公開

    リンク、画像、図表、更新日、出典の表示を確認して公開します。公開後は更新日を記事に表示し、内容に変化があれば再調査します。

    この段階で作るもの: 公開記事と更新日

書き方の基準

記事の本文、見出し、図解、画像の説明文は、次の基準に沿って書きます。

事実・推測・評価の書き分け
「〜が確認できました」「〜は確認できませんでした」「〜とみられます」「〜の可能性があります」を使い分け、確認できていないことを事実のように書きません。
断定と保証の禁止
「詐欺確定」「必ず返金」「確実に取り戻せる」などの表現は使いません。
不安をあおる表現の禁止
「手遅れ」「今すぐ」「最後のチャンス」など、冷静な判断を妨げる表現は使いません。
対象者への配慮
注意喚起に必要な範囲を超えて、対象サイトの関係者の人格や私生活に言及しません。実名の法人・個人については、公的な記録で確認できる事実に限って記載します。
個人情報
相談者と第三者が特定される情報は載せません。口コミを引用するときは、投稿者が特定される情報を省きます。
画像と図解
画面の記録は、口座番号や個人情報を隠したうえで掲載します。図解は本文の内容を説明するためのもので、本文にない主張を加えません。
相談窓口の案内
記事には当事務所の無料相談の案内を掲載しています。これは当事務所自身の案内です。第三者から広告料や紹介料を受けて、特定の事業者やサービスを推奨することはありません。
専門用語
法律や金融の用語は、初めて読む方にも分かるよう、本文の中で説明します。

公開後の見直しと、訂正のお申し出

更新日の表示
各記事に最終更新日を表示します。
再調査
対象サイトの閉鎖や移転、登録状況や警告の有無の変化、新しい手口の判明など、内容に影響する変化を把握したときは再調査し、記事を更新します。
訂正のお申し出
記事の内容に誤りがあると思われる場合や、ご自身・貴社に関する記載についてのお申し出は、お問い合わせフォームから受け付けます。
対象事業者からのお申し出
記事で取り上げた事業者やサイトの運営者からのお申し出も、同じ窓口で受け付けます。提示された資料と公開情報を照らし合わせて確認し、訂正するか記事を維持するかを判断して、理由を記録します。

お申し出への対応の流れ

  1. 受付

    お問い合わせフォームで内容を受け付けます。

  2. 確認

    調査時の記録と出典を照らし合わせ、指摘の内容を確かめます。

  3. 対応

    必要に応じて訂正・追記・削除を行い、更新日を改めます。

  4. 記録

    対応の内容と理由を記録し、内容を確認のうえご連絡します。

ご利用にあたって

  • 記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の事案についての法的助言ではありません。
  • 記事に記載した事実は、調査した時点のものです。対象サイトの状況は変化することがあります。
  • 被害回復の可能性は、送金の方法、相手方、資料の有無によって大きく異なります。記事は結果を保証するものではなく、ご相談の内容によっては受任できない場合があります。
  • 追加の送金を求められている場合は、送金の前にご相談ください。

制作体制

本ページは、翔躍法律事務所が自ら定めた制作方針を公表するものです。

発行主体
翔躍法律事務所
代表者
代表弁護士 近藤 裕之(第一東京弁護士会/登録番号 60051)
所在地
〒105-0004 東京都港区新橋4-31-3 第3名和ビル602号、802号
制定日
訂正・お問い合わせ窓口
お問い合わせフォーム

本方針は、法令、弁護士の業務広告に関する規程、社会状況の変化を踏まえて見直します。改定したときは、本ページに改定日を表示します。